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コロナってる場合じゃない2 〜コロナを正しく恐れてロックダウンを防げ〜

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2020年4月1日時点でのコロナウィルス COVID-19の世界の感染拡大状況 by Center for Systems Science and Engineering at Johns Hopkins University



どーもライフプライオリティーです。

 

昨日タレントの志村けんさんがコロナウィルスにより亡くなったという非常に悲しいニュースが流れました。本当に残念でなりません。

 

彼には快復して出てきて、コロナマジやべーよ、ほんと気を付けろ!と、日本中に注意喚起をして欲しかった。

 

もちろん個人的な繋がりがあるわけではありませんが、画面上からでも伝わってくる人柄の良さ、多くの人が尊敬し、信頼していた方だろうと思います。多くの方が悲しみに沈んでいることと思います。心からご冥福をお祈り致します。

 

こういうことが身近に起こる可能性がある。あなたがマスクをせずに外出し、食事をして帰ってくことによって、ウィルスを広げ、人が死ぬ可能性があるのだということを、心に刻んでいただきたいと思います。

 

前回の私の記事で、もしかしたら、コーヴィッド19は恐るるに足らない、という印象を受けた方がいたかもしれません。

 

私は香港在住で、コロナを恐れることが当たり前になりすぎていて、前回の記事ではそこが抜け落ちてしまっていたように思うので、今回は武漢のコロナウィルスのニュースが出てから、香港市民がどのように対応してきたかについて、お話をしたいと思います。

 

 

 

武漢でコロナウィルスのニュースが出たのが、ちょうど旧正月が始まったころだったので、今年の1月の後半だったと思います。

 

私は香港人の彼女と同居しております。彼女はニュースが出たその日にマスクや消毒液を用意し、「これから1ヶ月が勝負だ。私たちはSARSを経験しているのでこの恐ろしさがわかる。これから旧正月が終わって、多くの人が中国から香港に帰ってくる。ここでいかに感染拡大を食い止めることができるか。市民一人一人の努力にかかっている」と完全に戦闘モードに入っておりました。

 

私が次の日に外に出ると大袈裟でなく外で見かける90%以上の人が既にマスクを着用しており、電車の中ではすでに99%の人がマスクをしていました。

 

そう、彼ら、彼女らは民主化のための香港警察との闘いを一旦休戦し、黒いデモ用マスクをサージカルマスクに、右手の雨傘を、アルコール消毒液に持ち替えて、コロナウィルスに対する闘争を始めたのです。

 

それから、外出するときには必ずマスク着用、アルコールハンドジェルを常に携帯し頻繁に手の消毒、家に帰ると、全身にアルコール消毒液を吹きかけられ、携帯や財布等の所持品も全てアルコールスプレーで消毒、そしてそのままシャワーを浴びて、服はほぼ毎日洗濯するようになりました。

 

こういう時の女性の危機管理能力というか、生命を守るための直感的行動には頭が下がります。巷を見ても、女性がリードして旦那さんや子供を守っているのがわかります。

 

程度の差こそあれ、香港市民はニュースが出たその日からこのメンタリティーでした。

 

旧正月が終わって2週間ほど、2月末の時点で感染者は100人以下だったと思います。この人口が世界一密集した香港で、数千人か、もしかしたらそれ以上の人がが香港中国間を行き来していたであろうことを考えると、これは驚異的な数字です。

 

しかもこの間、香港行政長官のキャリーラムは中国ウェルカム、なんなら香港の医療機関使ってくださいとばかりに、中国香港間の橋を無料か半額かにしていました。

 

この政府の対応に香港市民は当然憤りながらも、そもそも政府に何も期待していない彼らは、自分の身は自分で守ると決めて行動をし、そして実際に守ったのです。

 

こうして感染拡大の第1波を乗り切った香港市民でしたが、現在残念ながら第2波が来ています。

 

理由はヨーロッパ、アメリカの方が感染が拡大し、また、春休みも重なったことで、多くの海外在住の香港人や留学生が帰ってきたためです。

 

これによって多くのウィルスが流入し、感染者1日50人ペースでが急増、再び緊張感が高まり、香港政府は、「飲食店やバーで1つのテーブルに座れる人数は4人まで、テーブルとテーブルの間は1.5m以上空ける」というルールを作りました。

 

正直これには多くの香港人が「何を今更」という印象を受けたのではないかと思います。

 

というのも多くの香港人は第2波の感染拡大にはそれほどパニックになっておらず、しっかりとした感染対策を行えば拡大を防ぐことができる、と自信をつけていたからです。

 

むしろ、自粛しすぎることによる経済的な打撃の方が大きく、しっかりと予防を行いながらも、香港経済を守るために消費活動を行なっていこうと考えていたからです。

 

そのタイミングでの更なる自粛規制だったので、本当に政府というのは現場の感覚が分かってないなーという印象でした。

 

 

 

さて、ここまでが香港での話でしたが、世界中でロックダウンが広がっています。ニューヨーク、ワシントン、カリフォルニア、ロンドン、インド、フランス、イタリア、スペイン、ニュージーランド等。

 

 

では、なぜここまで欧米で感染が広がってしまったのか。大きな原因の一つに文化の違いがあると思います。

 

日本では、外から家に帰ってきたら手を洗う、食事の前には手を洗う、という習慣を子供のころからつけられます。しかし、欧米ではこの習慣は日本ほど徹底していません。

 

それから、予防やエチケットとしてのマスクをする習慣はほとんどなく、マスクをしていると病人と思われて、近づかないで!という反応をされます。

 

これは友人から聞いた話ですが、彼女の友人はイギリスで看護師をしているそうですが、看護師ですらマスクをしていないそうです。そもそもマスクが不足しており、医者にマスクをつけさせてくださいというと、マスクは医者がつけるもので、看護師がするものではないと断られたそうです。

 

彼女の母親も看護師をしているそうですが、彼女もマスクをつけずに仕事をしており、コロナウィルスに感染してしまったそうです。

 

医療関係者がこれなら、一般市民はほとんどマスクをしていないだろうと思います。

 

また、さらに悲しいことに、コロナの症状がある場合は自宅で待機するよう指示されているようです。ベッド数が足りないので、本当に呼吸が苦しいような症状が出たら病院に来るようにと。

 

非常に残念なことに、こういった現状が、世界中のロックダウンを招いていることは確かです。

 

私たち日本人は、欧米の先進国は医療も充実しているように思われがちですが、実際に住んでいる人の話を聞くと全くそうではないようです。日本や香港に住んでいる私たちはそういう意味ではかなり恵まれていると思います。

 

香港での今日時点でのコロナウィルスによる死者数は4人です。立地や人口を密度を考えると驚異的な低さです。

 

このことは感染拡大や、それに伴うロックダウンは、私たち市民が高い予防意識をもって行動することで防ぐことができるということを明らかに証明しています。

 

コロナを正しく恐れて行動すれば、ロックダウンは防ぐことができるんです。

 

 香港に住んでいる私から見ると、世界中で広がっているロックダウンが残念でなりません。大地震が起きて多くの人が死んだ未来から、大地震の10分前の過去にタイムスリップして戻ってきたような感覚です。どうかしっかり予防をしてくれと。感染拡大(オーバーシュート)はあなた次第で防ぐことができるんだと。政府でも周りの人でもなく、あなた次第なんだと。

 

ロックダウンが広がると、経済が止まり、失業者が増え、生活ができなくなり、自殺者が増えていきます。これは間違いなく今後起きてくる、コロナウィルスの二次被害です。

 

東京でもロックダウンが起こるのではないかと言われていますが、どうか、他人事と思わず、自分次第でロックダウンは防げるんだという気持ちで、行動をしてください。もちろん東京以外に住んでいる方もです。日本人全員が団結して、コロナから日本を守る、そういう気持ちで立ち向かってほしいと思います。

 

実際に何をすべきかは、あらゆる情報が出ているので皆さん知っていると思いますが、基本は頻繁な手洗いと消毒、外出時のマスクの着用です。帰ってきてからの衣服の消毒と、洗濯、毎日シャワーを浴びる、もできればやった方がいいと思います。

 

で、私的にすごく大切だと思うのはマスクの着用です。飛沫感染を防ぐという実際的な意味だけでなく、マスクをしていることによって、私は感染拡大と闘うんだという、意思表示になるからです。そして、マスク着用者が増えれば増えるほど、一体感が出てきます。俺たち、私たち全員でコロナウィルスと闘うんだと、コロナウィルスに勝って、平和な生活を取り戻すんだと。

 

これ、大げさに聞こえますが、香港にいると本当に感じます。香港では外に出ると99.9%マスクをしています。するとみんなが同志のように感じられてきます。ともにコロナウィルスから香港を守る同志たちです。

 

私はロックダウンはウィルスに対する人類の敗北宣言だと思っています。どうか東京が、日本がそうならないように。私たち一人一人が、正しく恐れて予防すれば感染拡大は防ぐことができます。

 

あなたが軽い気持ちでマスクをせずに外出した行動が、遠いどこかで誰かの最愛の人を殺すこともあります。反対に言えば、あなたがしっかりと意識して予防をした行動が、遠いどこかで誰かの命を救うことにもなります。

 

 

 

さて、だいぶ話が固くなりましたが、最後に、最近はまっているアイデンティティーで、野沢雅子さんによるA・RA・SHIの動画を紹介します(笑)。免疫をつけるには笑いが一番!(笑)

 

youtu.be

 

 

皆さん、真剣になりつつも、あまり暗くなりすぎず、しっかりと予防をして、この未曽有の危機を共に乗り越えていきましょう。

 

この記事が少しでもあなたの幸せにつながりますように。

 

以上、ライフプライオリティーでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナってる場合じゃない 〜コロナ危機に関して自営業、中小企業経営者に対する提言〜

どーもこんにちは、ライフプライオリティーです。

 

前回の更新からかなり時間が経ってしまいました。最近様々インプットしすぎて消化不良状態だったので、どちらかというと思索状態に入っていました。

 

さて、大それたタイトルになってしまいましたが、今回のコロナ危機に対して、1人の中小企業経営者として、他の自営業、中小、零細企業経営者の方々に1つの提言、というか、おすすめをしたいと思います。

 

それは「今回のコロナ危機(コロナウィルス蔓延に伴う経済のストップ状態)は今後1ヶ月で収束に向かう」という仮定のもと、経営を行ってほしいということです。

 

業種によるとは思いますが、多くの自営業、中小、零細企業の経営がいよいよ今月(3月)から壊滅的な打撃を受けているのではないかと思います。

 

私の会社もその類にもれません。私の会社は水槽設置や生体販売の仕事をしていると以前にも話しましたが、1番大きな顧客は水族館、次は水槽のメンテナンス業者で彼らの顧客は、ホテル、レストラン、ショッピングモール等です。

 

容易に想像がつくかと思いますが、壊滅状態ですね。今月の注文はゼロです。そりゃそうでしょう。多くのレジャー施設は開けるか閉じるかの経営判断を迫られているわけですから。この危機をいかに乗り越えるかという経営会議で、ロビーに新しくクラゲ水槽を置くのはどうでしょう?って言う役員がいたら、むしろ僕が止めます(笑)。

 

冗談はさておき、このもしかしたら人類史上初かもしれない、いつ終わるかもわからない、世界同時経済ストップ状態で何をしていいかわからず、途方に暮れている経営者、自営業の方が多いのではないでしょうか?

 

そこで始めの提言に戻ります。是非、「1ヶ月後にはこの状態が収束していく」「1ヶ月後から経済が元の状態に戻る」と仮定してみてください。するとやるべきことが見えてくるはずです。

 

もし、この経済状況がいつまで続くかわからない、と考えてしてまうと、これをやってもどうせ無駄、あれをやっても無意味、となってしまいます。数日前の私がまさにこれでした。

 

何をやっても、どうせ注文は入らない、売れもしないのにこんなことやってなんの意味がある?と考えてしまい、あまりのストレスで思考停止、何も手につかなくなり、終いには起業してからこれまでのすべての努力が無駄に感じられ、やっと仕事を終えて帰る時には、死んだほうが楽になるんじゃないかと、一瞬頭をよぎったほどです。

 

これ、大袈裟じゃなくこの精神状態の人、世界中にたくさんいると思います。でもここで「お先真っ暗だ」と言って頭を抱えるのではなく、あと1ヶ月後に元に戻ると仮定してみてください。すると思考が回転し始めるはずです。

 

1ヶ月後に元に戻るならあれやっとこう。この準備しとかなきゃってなりますよね。やることが見えてくると、頭がスッキリしてきます。もしかしたら1ヶ月で元に戻らないかもしれませんよ、もちろん。でも1ヶ月後に戻ると思って今した準備は、1ヶ月後じゃなくても元に戻った時に必ず役に立つはずです。

 

では、実際に1ヶ月で元に戻ることはあるのでしょうか?1ヶ月で元に戻る、は少し楽観的すぎるかもしれませんが、1ヶ月後から元に戻り始める、なら充分にあると思います。

 

なぜか。伝染病の蔓延は天災ともいえるでしょう。原因を究明すれば人災とも言えますが、それはひとまず置いておきます。ですが、それによる経済のストップ状態は完全に人災です。始めるのも終わらせるのも我々が、我々の意思で決められることです。

 

今我々がやっていることは人体に例えるとこういうことです。怪我をしてバイ菌が入った。やばいやばい、全身に広がらないように、一旦心臓を止めよう。

 

これ、いつまで続けますか?社会活動において経済は心臓のようなものです。これを止める、もしくは活動を低下させると、末端の細胞から死んでいきます。我々の社会で言うと、中小零細企業、自営業、社会的弱者、貧困層ですね。ここに血液が回らなくなる、つまりお金が回らなくなって、死んでいきます。

 

アメリカで"Don't die for Wall Street" つまり「経済活動より人命を大切にすべきだ」というハッシュタグが流行っているそうですが、実際ウォールストリートにいる人たちは鼻で笑っているでしょうね。「経済が減速して死ぬのは俺たちじゃない、お前たちだ」と。

 

経済の中心にいる人たちは経済が減速してもすぐには行き詰まりません。心臓のすぐ近くの細胞は心臓の活動が低下してもすぐには死なないように。

 

医療ドラマでたまに見る気がしますが、心肺機能を止めて、処置をするってありますよね。心肺停止、あと何分で処置してください、みたいな。今回のコロナでいうと、このフェーズは終わったと思います。これ以上は人体が危険にさらされます。

 

インフルエンザではアメリカでは毎年数万人、日本でも数千人がなくなっていますね。でも経済封鎖はしません。ではコロナは何が違うのでしょうか?

 

まず、未知のウィルスであるということが挙げられます。未知なので治療法も、予防法も確立していません。そして、致死率もインフルエンザより高いと言われています。でも冷静に数字を見てみると現在爆発的に感染者が広がっているアメリカ、ドイツでは、初期に感染が拡大した中国、イタリアに比べ、圧倒的に死亡率が低いことがわかります。これは日本でもある程度言えることだと思います。

 

これはなぜかというと、はじめに感染が広がった中国、イタリアに比べ我々は準備ができているということです。感染者が出ても、ある程度の対処方法が分かっており、そのための準備もできているということです。

 

すると、コーヴィッド19はインフルエンザと同程度に恐るべきものだということがわかってきます。さらにうまくいけば、1ヶ月以内に有効なワクチン、治療薬が開発されるかもしれません。

 

近年テクノロジーは目まぐるしいスピードで発展しています。SARSの経験もあります。鳥インフルエンザの経験もあります。こういった知見を元に、日々医療関係者が研究をしてくれています。

 

そう考えると、1ヶ月後の収束も現実味を帯びてきませんか?

 

トランプ大統領が4月12日のイースター(復活祭)に合わせてアメリカ経済を"Re-Open"(復活)させると発表しました。

 

人命を最優先するといって経済封鎖を続けることは簡単です。支持も多く得られるでしょう。しかしそれによって失われる人命は、ウィルスによって失われる人命よりも大きくなるということがわかっているのでしょう。

 

トランプ大統領は今でこそ不動産王といわれていますが、元は父と一緒に地方の不動産屋を経営していた中小企業出身です。そういう意味で、経済を止めることの影響がどこに出るかということがわかっているのではないでしょうか。

 

少し話が飛びましたが、コロナ危機は1ヶ月、長くても2ヶ月以内に収束すると割と自信を持って言えます。人類は馬鹿じゃない。それ以上は人体に影響が出ると誰が見ても明らかになるからです。

 

中小零細企業、自営業の皆さん、あと1ヶ月で経済は元に戻ると仮定して一緒に頑張りませんか?先の見えない閉塞感に頭を抱えている場合じゃない。コロナってる場合じゃない。

 

このブログのテーマは人生に役立つ動画ですので今回の参考動画をここで紹介させていただきます。

 

 

youtu.be

 

このブログが少しでも皆さんの幸せに繋がりますように。

 

以上、ライフプライオリティーでした。

 

中田敦彦のYouTube大学(後編)

新年快樂!

 

あけましておめでとうございます!

 

ちょっと遅くなりましたが、先日は旧暦のお正月、中国語で言うと春節、英語で言うとLunar new yearでございました。

 

新年早々コロナウィルスが大変な問題になっていますね。私も香港在住ですので、今回はちょっとやばいぞ、という感じになってます。マスクや消毒液もバンバン売り切れてます。

 

春節は中国の方にとっては、遠くで働いていた家族や親戚が集まって、ゆっくりと過ごすことができる、1年で一番大切なお休みです。香港でも普段なら、たくさんの荷物を持った家族連れをそこかしこに見かけますが、今年はやはり少ないですね。外出を控えているのでしょう。デモが少し落ち着いてきて、やっと普通の市民生活が戻ってきたところなのに、なんともやるせない感じです。

 

 

これ以上感染、被害が広がらないことと、事態の一刻も早い収束を心から願っております。

 

さて、動画に参りましょう。前回の記事では「中田敦彦YouTube大学」自体の話で終わってしまいましたが、今回は動画の内容を説明していきたいと思います。前回もリンクを貼りましたが、今回ご紹介する動画はこちらになります。

 


【安倍内閣】現政権の中心人物を知れば政治がもっと面白くなる〜前編〜

 

これは前編の動画で、中編、後編とあります。今回の動画の中田さんの目的はずばり「多くの人に政治に興味を持ってもらう」ことでしょう。

 

サッカーの日本代表の発表ってすごく盛り上がりますよね。それは選手の個性がわかっていて、どの選手が入るとどういうチームになるのか、どのような戦術になるのかある程度わかるからですよね。逆にサッカーに興味がない人は、誰が入っても違いがわからないので、発表を聞いても「ふーん」で終わってしまうわけです。

 

政治も全く同じで、政治家一人一人の個性がわからないと、どこが与党になろうが、誰が大臣になろうが、違いがわからないので興味が湧かないということです。そこで、中田さんが今回は自民党に関してだけですが、主な政治家の個性を説明していく、という内容になります。

 

さて、中田さんは毎回参考文献を冒頭に紹介しますが、今回の動画の参考文献は、中島岳志著「自民党・価値とリスクのマトリクス」という本です。

 

で、前編で中田さんのことを擁護しておいてあれなんですが、ちょっとしっくりこない部分もあったんで、他の人がこの本をレビューしている動画はないかなーと思って検索したら、ご本人が説明している動画がありました。それがこちらになります。

 


いまこの本を読め・第9回「中島岳志(後半)『自民党 価値とリスクのマトリクス』」(スタンド・ブックス)

 

なので、今回はこの2つの動画を並行して紹介していきますね。

 

まず中田さんの動画では、マトリクスの縦軸の上に「国家が面倒を見る経済」、下に「個人が努力する経済」を、横軸の左に「個人主体の価値観」、右に「国家主体の価値観」を置いています。それに対し、中島さんの元々のマトリクスでは、縦軸の上が「リスクの社会化」、下が「リスクの個人化」、横軸の左にが「リベラル」、右が「パターナル」となっています。やはり中島さんの元々の方では、言葉だけではちょっとわかりにくいですよね。なので、中田さんがわかりやすく翻訳した感じになっています。

 

中田さんの図を以下に張ります。

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安倍内閣のマトリクス(中田敦彦YouTube大学から)

で、今回は、現内閣総理大臣である安倍さんと、将来の内閣総理大臣と目される小泉進次郎さんについてのみピックアップしてお話します。

 

安倍さんについて、私が一番納得できなかったのは、中田さんによるとですが、安倍さんは自虐史観」について疑問を呈している、と。小学校や中学校の教科書に、日本のアジア侵略について書かれている、と。私もはっきりとは覚えていませんが、多少は書いてあったように思います。これに対して阿部さんは、「この教科書で学んで、子供たちが日本に誇りを持てますか?」と言っていると。「自虐史観をあえて教える必要はない、 そういうことは大人になってから直面すればいい問題」だと。そういうことを言っているらしいんですね。

 

難しい問題なんで、個別な問題に関しては言及しませんが、私が感じる違和感は、そもそも「誇り」も「自虐」も国が押し付けるものではない、ということですね。記録の残っている「事実」を教えるべきで、それを誇張する必要もないし隠す必要もないと私は思います。事実を伝え、どう感じるかは、国民1人1人の判断にゆだねる。国はその判断材料を与える努力は最大限してほしいと思います。

 

で、安倍さんはこの横軸に関して信念を持っている政治家さんであるということです。縦軸の経済に関してはおそらく、強い信念も、確たる知識もないのでしょう。だから、アベノミクスも中途半端に終わるし、消費税も財務省の言いなりであげちゃうんでしょう。

 

さて、さらっと阿部さん批判をしたような気がしますが(笑)、飛んで、小泉進次郎さんに関してです。彼は、横軸の価値観に課しては明確な意見を言っていないようです。で、縦軸に関しては、基本、今の自民党全体がそうですが、下側、資本主義、競争主義を促進する側ですね。規制緩和路線、言ってしまえばグローバリズムですね。

 

小泉さんは大学卒業後に3年間アメリカに留学しています。その3年目に「戦略国際問題研究所CSIS) 」というところに所属して、いわゆるジャパンハンドラーズ、言ってしまえば、アメリカの国益のために、日本をどう扱うべきかを研究する専門家たちとつながり、多大な洗脳、ではなく(笑)、影響を受けたようです。

 

小泉さんのインタビューも少し見たんですが、「自助努力」が大切だ、というようなことを言っているんですね。これにも私は違和感を感じました。自助努力って、なんか頑張ってない奴が悪い、みたいな言い方ですよね。

 

基本人間は頑張りたい生き物だと私は思います。頑張って、結果出して、感謝されて、生きている意味を感じていたい。頑張れない人たちは、頑張れない環境にいるだけじゃないでしょうか。そういう人たちに頑張れる環境を提供する、頑張れるように後押ししてあげる、それが社会の役目であり、国の役目ではないでしょうか?

 

というわけで、現在の自民党は基本このマトリクスの右下にいるわけです。では自民党がずっとそうだったのかというと、全くそんなことはないわけです。以下、本人の中島さんの図の引用です。

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自民党一回転論(中島岳志著「自民党・価値とリスクの名トリクス」から)

この図を見ると右上のIのゾーンにいた田中角栄からぐるりと回って、今のIVのゾーンに来たわけです。IIからIIIのゾーンにググッと持っていったのが橋本龍太郎で、その後の小渕さんがIIのゾーンに戻そうとしたんだけど、残念ながら早くに亡くなってしまいます。その後また下にぐっと引っ張ったのが小泉純一郎で、それを右にぐっと引っ張ったのが安倍さんというわけですね。

 

こうして、思想の多様性は認めないけど、自分のことは自分で面倒見てね、という現在の安倍政権ができたわけですね。しかも普通下側は、国は個人の面倒見ないけど税金も低いよ、という社会なんですが、安倍政権は消費税も上げちゃったという、庶民にとっては悪いとこどりみたいになってます。

 

じゃあ他の政党はどうなんだろう?と、気になった方がいらっしゃると思うので、こちらも中島さんの図を貼っておきます。

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他政党のマトリクス(中島岳志著「保守と立憲」から)

 これを見ると野党はIIのゾーン、つまり今の安倍政権の対角にいることがわかります。「国民民主党」や、「れいわ」もここに入るのではないでしょうか。

 

今後もし安倍政権の支持率が下がり、世論がIIのゾーンを求めるようになると、もしかしたら政権交代もあるのかもしれません。もしくは、自民党自体がIIの方向にまたぐるっと移動するのかもしれません。もしそうなる場合のキーパーソンは石破さんになりそうです。

 

石破さんは元は小泉政権防衛庁長官をしていた方なので、マトリクスの下側にいた人なのですが、中島さんいわく、最近IIのゾーンに考え方が変わってきているそうです。石破さんは次期総理大臣とも目されている人なので、もし石破さんになれば面白くなりそうですね。

 

逆に、このままの安倍さんの流れで、小泉進次郎氏が総理大臣になるようなことがあると、ますます格差が広がり、国民は働けど豊かにならず、一部の既得権益者が日本の資産を外国に売り飛ばしてキックバックをもらう、というような社会が加速していく可能性もあるわけです。

 

いずれにしても、どういう政治を選ぶのか、どういう日本を選ぶのか、選択の権利は国民にあるわけです。これからますます政治に興味を持って、注視をしていきたいと思います。

 

そういう意味で、大きな影響力で、多くの人に政治や経済に興味を持ってもらう動画を日々あげている、中田さんは素晴らしいと思います。そして興味を持ったなら、今回私がしたように、自分で調べてみるということも大事だと思います。本人もおっしゃっているように、中田さんの動画はあくまでも「入り口」なので。

 

では、話が中田さんの動画に戻ったところで、今回の記事はここまでにしましょう。この記事が少しでもあなたの幸せにつながりますように。

 

 

 

中田敦彦のYouTube大学(前編)

はいどーも、ライフプライオリティーです。今回は中田敦彦YouTube大学」から動画を紹介したいと思います。

 


【安倍内閣】現政権の中心人物を知れば政治がもっと面白くなる〜前編〜

 

このタイミング?っていうね(笑)。結構炎上しているらしいですねー。

 

このことに関して私の考えを少しだけ言うと、まあどっちにしても大した影響なくない?ですね。

 

色々と細かい間違いを指摘している方がいらっしゃいますが、そんな細かいところ誰も覚えていないですよね。

 

中田本人が動画の目的は興味を持ってもらうことと言っているように、中田の動画のおかげで今まで全く興味を持っていなかった人が、政治、宗教、歴史、経済といったものに興味を持って聞いたり調べたりするようになったわけです。

 

日本中で、数百万人という単位で

 

だからこそ正確な情報を伝えることが大事なんじゃないかー!という人がいると思いますが、んな細かいこと誰も覚えていないって。

 

私は良い影響の方がずっと大きいと思います。

 

もちろん反省する部分は反省して、今後、より正確な情報を伝えるようになって欲しいですが。素晴らしいチャンネルだと私は思っているので。

 

それともう一つ中田が叩かれている理由は彼がバリバリ稼いでいるせいでしょうね。

 

例えば、仮にですよ、YouTubeに動画配信者に広告料が入らない、動画に広告の入らないタイプのチャンネルがあったとしましょう。

 

中田がここに登録をして、現在のような動画を配信していたとする。ただ多くの人に楽しく勉強してもらいたいという、全くののボランティアですね。

 

すると今のような批判は絶対に起きない

 

「中田さんここ間違ってますよー、楽しく見てます、頑張ってくださいねー」という好意的な指摘が入るでしょう。

 

つまり今中田を叩いている人たちは

 

「間違った情報を流している、けしからん!」ではなく、

 

「間違った情報を流して“儲けている”、けしからん!」と怒っているわけです。

 

まあ、言ってしまえば嫉妬ですね。日本特有の飛び抜けるやつが出てくると、みんなで引き摺り下ろすという。

 

「そんなことはない!間違ったことを非難するのは当たり前じゃないか!」

 

という方がいそうですが、よーく胸に手を当てて考えてみてください。嫉妬の感情は全くない!ということは難しいと思います。

 

だって、中田がもし全く稼いでいなかったら、今ほど怒りの感情は出ていないでしょう?

 

あと、これも日本人に特に多いですが、心理学で言うところの“嫌儲(けんちょ)バイアス”も大きいと思います。

 

嫌儲バイアスとは簡単に言っちゃうと、儲けること、儲けている人になんとなく嫌悪感を抱く、と言うものです。

 

みんな持ってますよね。ホリエモン、ZOZOの人、与沢翼、よく知らないのに何となく嫌悪感を持ってませんか?私も今はそうでもありませんが、昔は持ってました。

 

私は今香港に住んでますが、香港人、中国人はほとんどこれがないです。

 

そもそも資本主義の世界で、お金を稼ぐことに嫌悪感を感じるっておかしなことです。

 

サッカーやってるのにシュートするのに嫌悪感を感じる、みたいな。

 

「みんなでパスだけしてようぜー!、そしたら誰も傷つかないじゃん!」みたいな感じです。でもこれじゃあサッカーにならないですよね。

 

私たちが生きている世界も同じことです。いいと悪いとにかかわらず、いま私たちが生きている世界は「資本主義」というルールのもとに動いています。資本主義とは簡単に言うと、”資本”が1番力を持っている主義、世界、ということです。

 

以前の記事でも書きましたが、資本主義の世界では稼ぐことは生きていく上での”前提”なんですね。

 

 

さて、だいぶ前振りが長くなりましたが、動画にいきましょう。

 

と言いたいところなんですが、すでに長いのと、今回は動画の説明も長くなりそうなので、後編に続く、ということにしておきましょう(笑)。

 

それでは次回をお楽しみに。この記事が少しでも皆さんの幸せに繋がりますように。

 

 

 

 

 

 

 

【21分解説】2025年、人は「買い物」をしなくなる|望月智之 ~知らないと損する、近未来のお話~

どーも、ライフプライオリティーです。さあ今回は、紹介するのが少し興奮しております。書評ユーチューバー業界に新生キタァーーーー!という感じのアバタローさんの動画です。


【21分解説】2025年、人は「買い物」をしなくなる|望月智之 ~知らないと損する、近未来のお話~

 

以前に様々な書評系ユーチューバーの方がいらっしゃるという話をしました。その中で私はサラタメさんをお勧めして、また、皆さん素晴らしいので誰というのに関わらず自分の興味がある本の書評をユーチューブで見ていくのがお勧めですよーという話をしました。

 

が、ここに来てダントツでお勧めの方が現れました。アマのリーグにいきなり元プロ選手現れたみたいな感じです。レベチですレベチ。レベルが違います

 

他の書評家さんは、みんなほとんど同じなんですよ。本の要点をまとめてわかりやすく伝える。忙しくてなかなか本が読めないみなさんに、短時間で大事な部分を伝えたい。これです。皆さん素晴らしい内容です。が、みんな区別がつかないくらい似ています

 

それに対しアバタローさんはスタンスが全く違う。本の内容をまとめてわかりやすく伝えることではなく、の本の面白さを伝えることに主眼を置いている。だから他の書評家さんを見たら、この本はもう読まなくていいかな、となるのに対し、アバタローさんの書評を見たあとはこの本読んでみたい!となります。見た後の結果が全く逆なんですね。

 

それから画像をほとんど使わないので、画面を見ずに聞いているだけでいいので、ずっと聞いていても疲れないんですね。画面を使わないことによって、情報量が減るんじゃないか、わかりにくくなるんじゃないか、という心配をしてしまうんですが、アバタローさんの場合は、全くそんなことがない。

 

著者のバックグランドから始まり、本のバックグラウンド、あらすじ、この本が我々に何を投げかけているのか、情報をただ伝えるのではなく、興味を引いて自然に理解させるイメージでしょうか、時に軽いジョークを飛ばしながら、上質な内容が自然に脳内に入ってきます

 

そして何より声がいい!バックミュージックもいい。ってかこれ絶対プロの仕業だろ!ってかペプラーだろ!普通のサラリーマン風にしてるけどペプラーだろ(笑)!アマの試合に元プロが来て、軽く力抜いてやってるのに、ホームラン連発してるイメージ。他の選手涙目(笑)。

 

さらに言うと本のチョイスも良い。普通はみんな最近話題のビジネス本とかが多いんだけど、アバタローさんはそういう本に加えてソクラテスの弁明」とか、カール・マルクスの「資本論とかやるんですね。この難解とも言える読みにくい本が、わかりやすく、生き生きと、現代の我々に訴えかけてくるんですね。

 

これはもうアバタローさんの“書評力”のおかげでしょう。日曜日の午後にコーヒー飲みながらFM聞いてるようなリラックスした心地にしてくれるんですが、得られる情報は超上質。初めに言いましたが、レベチです。これはずるいです。

 

さて、今回紹介した動画の内容にも少し触れておきましょう。

 

今後我々はどんどん「買い物」をしなくなる、というお話です。ここでいう買い物とはフィジカルな買い物、つまり実際にお店に行って、物を見て触って、お金を払って買う、という行為を指します

 

ここまで言えば大体わかると思いますが、今後はアマゾンエフェクトとも言われているようにEコマース、つまりみんなネットで買うから、お店に行くことはなくなるってことですね。

 

この影響はアメリカではかなり進んでいて、デッドモールと言われる閉鎖されたショッピングモールが全米に70以上もあるそうです。かつて地域の商店街が大型モールの進出によって排斥されていったように、今後はショッピングモールが排斥されていくと。この流れが今後日本にも来ると言うことです。

 

さらにAIが発達し5Gの時代になると、買うという行為さえ無くなっていく。今でもアマゾンとかで買い物をすると、これがお勧めですよーとAIが商品を勧めてくれますが、今後はもう買わなくても必要なものは、その人の好みや生活スタイルに合わせて届くと。

 

そういう世界になっていくということですね。この辺のアバタローさんの説明、まじ面白いんで是非聴いてください。多分ブハァって吹き出します(笑)。

 

さて、もう1つの今後のトレンドとして消費者の時間を短縮する商品やサービスが増える、売れる、ということです。

 

買い物がなくなること自体がそうです。実際にお店に行かなくても、ポチッとやれば勝手に届くわけですね。買い物に行く時間が短縮されましたよね。現代を生きる我々は忙しいですから、時間を短縮してくれるサービスが売れると言うことです。

 

ここからは私の考えですが、これ、やればやるほど人は忙しくなるんですけどね。前に少し触れたかもしれませんが、この社会は便利になればなるほど、人は忙しくなります。これ矛盾しているように聞こえますが実際そうなんですね。

 

1つ1つの物事にかかる時間が短縮される。すると、あれもできるこれもやっちゃおうとなって、どんどんやることが増えます。名古屋出張に日帰りできる今と、2か月かかった江戸時代は、どっちが幸せだったんでしょうねー、という話を前にしました。https://lifepriority.hatenablog.com/entry/2020/01/04/004906?_ga=2.51374505.1088616139.1579185464-676065164.1575727718 

 

今後、この「時短」を頭に入れてビジネスをしていくことは必須です。しかし、この流れとは全く逆の「時長」、時間をかけてゆっくり味わう価値、ですね。これが価値として再発見されていくと私は考えています。前にも言った、不便さの価値、です。

 

例えばガスコンロで焼くより、七輪で焼いた方がずっと贅沢でしょ?これが「不便さの価値」です。「味わい」とか「趣き」と言ってもいいかもしれません。

 

というかあらゆる企業が「時短」で勝負しようとしている時に、同じように勝負しても勝てないので、逆の発想を持つ、ということは大切だと思います。以前記事にした、変人が勝つ、という理論ですね。https://lifepriority.hatenablog.com/entry/2019/12/12/020527?_ga=2.130386319.1088616139.1579185464-676065164.1575727718

 

さて、少し話がそれましたが、詳しくは是非動画を見てください。きっとみなさんもハマると思います。それから先ほど少し触れたカール・マルクスの「資本論」に関するアバタローさんの書評動画のリンクも貼っておきますね。

 

https://www.youtube.com/watch?v=ttAP9kLub5s (前篇)

https://www.youtube.com/watch?v=dQ_oby8LhnQ (後編)

 

多分この記事を読んでいる人でマルクスの「資本論」読んだよ、って人はほとんどいないんじゃないでしょうか。経済学部の人とかは読むのかな。

 

資本論」っていうと、資本主義を完全否定して、これをもとにレーニンソ連を、毛沢東中華人民共和国を作ったけど、結局うまくいかなくって、やっぱり社会主義はダメだね、っていうのと、「宗教は阿片」という言葉くらいしか知らなくて、今更読む必要のない本、と思っている方が多いんじゃないでしょうか?

 

私もそうでした。ところが、これが全然違うんです。この本は今こそ我々が読むべき本で、資本主義の限界や問題点を感じ始めている、いまの我々にこそ迫ってくる本なんです。興味があったら是非見てみてくださいね。はじめの、「なんかモコモコしてますね」でまた、ブフォーって吹き出すと思います(笑)。

 

しかしこんな良質なコンテンツがただで見れるユーチューブは本当に素晴らしいです。いやーユーチューブってほんとにいいものですね。水野晴郎風(知らんかw)。

 

ではまた次回の記事でお会いしましょう。この記事が少しでもみなさんの幸せに繋がりますように。

 

 

 

 

 

 

 

【超重要】ストレスを力に変える方法|しあわせ心理学

はいどーもー、ライフプライオリティーです。

さて今日は、おなじみ心理カウンセラーラッキーさんの動画から、タイトル通り、超重要なストレスに関する情報です。


【超重要】ストレスを力に変える方法|しあわせ心理学

 

 みなさん、ストレスって体に悪いって思っていますよね?

 

これは医学的にも心理学的にもそう言われていて、ストレスはうつ病、心臓病、脳細胞の破壊、老化の原因になるとされています。ところが、最近の研究でストレスは実は体に良い!ということがわかってきたそうなんです!

 

これってちょっとどーゆーこと?って思いますよね?

 

アメリカでこんな研究が発表されたそうです。3万人を対象にした調査の結果、強度のストレスを感じている人の死亡率は、そうではない人の43%も高かったそうです。

 

でも、もっと詳しく調べてみると、死亡率が高くなったのは「ストレスが体に悪い」と思っている人たちだけで、「ストレスは体に良い」と思っている人の死亡率は下がらなかった、どころか、ストレスを感じていない人よりも、健康で、イキイキとしていたそうです。

 

つまり、「ストレスは体に悪い」という思い込みが体に悪いということで、ストレスそれ自体が体に悪いわけではないんですね。考え方次第でストレスは毒にも薬にもなる、ということなんです。

 

ではなんで、「ストレスは体に悪い」という思い込みが体に悪いんでしょうか?

 

その原因は逃走反応

 

ストレスを感じた時に、普通は、いやだなー、やりたくないなー、と思いますよね。これが逃走反応。この、逃走反応を起こした時に出てくるホルモンバランスが悪いんだそうです。ホルモンバランスが悪いから体に悪い。うつ病や心臓病の原因になり、体力、集中力、自制心が低下し、幸福度、充実感も低下します。まさにいいことなしですね。

 

反対に、ストレスを感じた時に、これを乗り越えれば成長できる!とか、緊張するからこそいいパフォーマンスが出る、とか、前向きにとらえられる時もありますよね?これがチャレンジ反応チャレンジ反応の時は、出てくるホルモンバランスが良い。だから体に良い。心臓、血管、脳などの老化が緩やかになり、不安症、不眠症うつ病の低下、メタボリック症候群になりにくい、能力、集中力のアップ、といいことづくめです。

 

同じようにストレスをうけていても、いいことなしになるのか、いいことづくめになるのか、これを決定するのが、ストレスが体に良いと思っているか、悪いと思っているかという、たった一つの考え方の違いなんです。

 

ではどうしたら、ストレスは体に悪い、から、体に良い!に考え方を変えられるのでしょうか?

 

まず1つ目はストレスの役目を知る、ということです。人の体に起きることは必要だから進化させてきたことであって、無駄なことではないはずです。ストレスも一緒。ストレスは自分を苦しめるもの、ではなく、自分を守るもの、なんです。

 

わかりやすいのは、高いところに行くと”恐怖”というストレスを感じますよね?これは自分の身を守るため。

 

”緊張”は”集中力”のアップ。プレゼン発表まであと2時間でぎりぎりまで準備をしているときってものすごい集中できたりしますよね。”不安”、”くやしさ”は、”やる気”の源。不安がなければ、毎日だらけるし、悔しさがあるから、今度は負けない!と思ってやる気が出ますよね?それから、”悲しさ”は”優しさ”の源。悲しい思いをするから、同じように悲しい思いをしている人にやさしくなれますよね?

 

それから、退職後にうつ病が増えるのも、適度なストレスが体に実はいいことを証明しています。適度にストレスがないと、人は不幸になる、という事なんですね。

 

こうしてみていくと、ストレスってめっちゃ大事やん!ストレスっていいことだったんだ!って思えませんか?

 

それともう1つの方法は、ストレスのプラス面を見つけること。

 

例えば、休みの後に、明日から仕事かー、とちょっとネガティブな気分になった時も、プラス面を見つけると、仕事してるから充実がある、お金をもらって家族を養える、よっしゃ頑張るか、となるわけです。

 

プレゼン緊張するなー、と思っても、いや、うまくいけば大きな仕事が取れるかもしれない、そしたら昇進するかもしれない、お客さんが喜んでくれるかも、よっしゃやるか、となるわけですね。

 

さらに、こうやってチャレンジ反応で行動を続けていくと、ストレス免疫ができてきて、ストレス反応自体が起きなくなる。すると、プレゼンの例えなら、最終的には、プレゼンなら俺に任せろ、となり、さらに、プレゼンができるなら、営業だってできる、彼女にプロポーズだってできる、というように、逃走反応とは無縁のポジティブスパイラルに入っていくわけですね。

 

さて、ここまで話してきましたが、そうはいっても、なかなか考え方を変えるのは難しいですよね。

 

なんせ我々は「ストレス=悪」と刷り込まれてきてしまいましたから。なので、大切なことは、”気をつけること”だと思います。

 

ストレスを感じた時に、「やだなー」、「苦しいなー」、ではなく、「ちょっと待てよ」、と。「ストレスは何のためにあったんだっけ?」と考えてほしいんです。そうだそうだ、と。ストレスは自分を守るためにあるんだ、と。今自分は不安を感じている。これはやる気を出すためにあるんだ、と。自分は今緊張している、これは集中力を増すためにあるんだ、と。

 

これは、暗示でもなんでもなく、事実なんです。そのために人類はストレスというものを感じるように進化してきたんですから。

 

そしてこれを乗り越えれば自分はさらに成長できるんだと。筋トレと同じですね。筋肉もストレスをかけるから大きく、強くなるわけです。精神もストレスを乗り越えるから強くなるわけです。

 

それから、ホルモンバランス、というお話をしましたが、もう少し詳しく知りたい方は同じくラッキーさんの動画から以下の動画がおすすめです。

https://www.youtube.com/watch?v=15m32JwiASM&list=LL82TPIFWa2QhDSO2iHjrk-w&index=1

 

詳しくはここでは話しませんが、ストレスホルモンにはコルチゾールとDHEAの2種類があるそうです。で、ストレスは体に悪いと思っている人はコルチゾールの分泌が多く、体に良いと思っている人はDHEAの分泌が多いそうです。

 

コルチゾールが多い人はストレスを感じた時に、異常に恐怖を感じたり、やる気をなくしやすい、反対に、DHEAが多いと、ストレスを受けた時に、適度な緊張に代わり、やる気が起きて、勇気が出る、そうなんです。

 

この一点を決めるのも、ストレスが体に良いと思っているかどうか、なんですね。

 

それからもう1つ、逃走反応に関してもラッキーさんの詳しい動画があります。

https://www.youtube.com/watch?v=-xHR3NzvRH0&list=LL82TPIFWa2QhDSO2iHjrk-w&index=8&t=0s

 

ここでは回避行動と紹介されていますが、これ無茶苦茶危険です。

 

回避行動とは目先のストレスを回避すること

 

面倒くさいから親戚に会いに行かない、とか、スーパーで知り合いを見かけてもあいさつしない、とか、行かなきゃーと思いつつ歯医者になかなかいかない、とか。これ誰もがあることだと思います。

 

回避してしまう理由は、「緊張するから」とか、「面倒だから」とか、「恥ずかしいから」。でも、この回避行動を続けていくと、ますますできなくなる。小さなことでも精神的ハードルが高くなる。するとこんなこともできないーと自信を失ってしまって、人と会うことがストレスになる。最悪の場合には心の病になってしまう。

 

私が大学にいた時に、先輩がこのことを言い当てたとてもシンプルなことを言っていました。「苦しいことを避けるから、苦しくなるんだよ」と。まさにこの通りだと思います。

 

ではどうしたらいいのか。これは、小さな勇気を自分の中から取り出して、挑戦してみる、これしかないと思います。

 

スーパーで知り合いを見かけたら勇気を出して、笑顔で挨拶してみる。会社でみんなに挨拶をしてみる、いつも片付けていない机を片付けてみる。こういう小さなことを積み上げていくと、だんだん、やればできるじゃん、となり、自信がつく。この小さな自信が次の挑戦につながっていくわけです。

 

皆さんも、是非、日々どんなストレスを自分が感じているのかを考えてみてください。そして、ストレスの役割、プラス面について考えてみてください。

 

ストレスは体にいいものなんだ、と思えるようになったときに、あなたの回避行動がチャレンジ反応へと変わっていき、チャレンジを続けていくと、自信がつき、あれもできそうこれもできそう、あれもやりたい、これもやってみよう、という、回避反応とは無縁のチャレンジ人生が始まるはずです。

 

その時あなたの脳内では、コルチゾールではなく、DHEAがバリバリ出ているはずです。

 

では、今日はこの辺にしておきましょう。この記事が少しでもあなたの人生の幸せに役立ちますように。

 

 

幸せに小金持ちになってしまうチャンスを掴むのに必要な令和の生き方

2020年、あけましておめでとうございます。ライフプライオリティーです。

 

前回の記事からだいぶ間が空いてしまったんですが、2020年一発目は幸せな小金持ちニケタンこと、伊木ヒロシさんの動画です。


幸せに小金持ちになってしまうチャンスを掴むのに必要な令和の生き方

 

これからの時代を幸せに生きるための7つのポイントについてお話をしてくれていますが、動画の初めにとても大切なその前提についてのお話をされています。その前提とは、今後世界は人口減少に向かっていくということです。人口は経済の形を作る根本ですから、それが増えているのか減っているのかによって経済の形態は根本的に変わってきます。過去800年間は人口が増えていく時代だったので、基本的にはみんなが作っているものを、売れているものをもっと作れば売れるという時代でした。みんながやっていることをやれ、そうしたら大丈夫、という時代です。今後人口が減っていくと、みんなが作っているものをもっと作っても当然売れなくなり、価格競争に巻き込まれていきます。それでは生き残れない。ではどうするか。全く逆のことをやれということですね。皆がやっていないことをやれ、変わったこと、非常識なことをやれということです。そこに価値が生まれていくわけです。じゃあどうすればそれができるのか、では7つのポイントいってみましょう。

 

1.価値を磨く(自分の価値を見い出せ!)

現代の学校教育というのは画一的で、これが正解です、というのを教えられてきてしまいました。例えば読書感想文を書けば、こういう感想が優秀であると、ある意味これが正解ですよ、それ以外は間違いですよ、教えられてきてしまったわけです。でも、本来感想に正解なんてないんですね。それぞれがそれぞれの感想を持っていいわけです。子供のころはみんな個性がありました。一つの物事に対してそれぞれが独特の感じ方をしていたわけです。これからの時代はその個性こそが価値になっていきます。なので、自分の価値を見出せ!というより、思い出せ!なのかもしれません。ではどうしたらいいのか。伊木さんはアウトプットしろとおっしゃっています。アウトプットすることによってその価値が磨かれていくと。ブログを書いたり動画を作ったり人と話したり。自分が得た経験を人に伝える。これによって自分の中の価値が磨かれていくわけです。なんでかというとアウトプットすると自分の中の価値に自分で気づくことができるからなんですね。あ、これが自分が持っている価値なんだ、じゃあこれを磨いてみようとなるわけです。

 

2.非効率に生きる

ちょっとこれどういう事やねん、と思うんですね。効率的に生きたほうがいいに決まってるじゃん、と。今までのように人口が増えているときはこれが大切だったんですね。すべてを効率的に。効率的に作り効率的に売る。効率的に勉強し効率的に稼ぐと。でもこれからはこれが変わってきます。非効率的に、つまりどういうことかというと、ゆっくり味わっていくことこそが価値を生むようになるわけです。そして、ゆっくりと味わったことこそが自分のものとなっていきます。急いでぱっと頭に入れた知識ってすぐ忘れるし活用できないですよね。それに対してゆっくりと味わった知識や経験は自分の中に残り、活用され、価値となっていきます。これ、僕がオーストラリアにいた時代、もう15年も前ですが同じようなことを思っていました。これからの時代は不便さこそが価値になる時代が来るんじゃないかと。今のところ世界はまだ便利さをひたすら追い求めているように見えますが、便利さの追求の先に幸福があるのか、ということですね。<便利さ=幸福>の時代は終わりが来ているというのはみんなが感じていることじゃないかと思います。例えば、東京から名古屋まで1時間で行ける今と、1か月かけて旅していた江戸時代のどちらが幸せだったかということですね。名古屋で会議だといって日帰りするのか、ちょっと名古屋まで出張行ってきまーすといって江戸を出て、2か月間帰ってくるまで旅ができる江戸時代。途中茶店に寄ったり、行く先々の風情を楽しみながら、いろいろな場所の宿に泊まって移動していくという。まさにゆっくりと味わう価値ですね。便利さ=幸せ(価値)ではないということは明らかだと思います。

 

3.本質を生きる(目的を見極める)

すべての行為には本質(目的)があるわけです。それを常に意識し、見極めろと。例えば料理をする本質は、食べた人に喜んでもらいたい、栄養をつけて元気になってほしい、という本質があるわけですね。車を運転する本質は、人をどこかに連れていくという目的があったりするわけです。今までの時代は効率化を求めすぎてこの本質が失われていた時代でした。そこには行為があるだけで、本質がなかったわけです。そうではなく、その行為は何のために行われているのか、その先に何があるのか、誰を幸せにするのか、誰の笑顔が待っているのか。これからの時代はこういった本質を見極め、それをつかんだ人が価値を生み、生き残っていく時代になります。

 

4.仲間を募る(旗掲げる、そして集まるを待て)

5.自立する(自分で生きていける術を身に着けろ)

6.失敗を積み上げる(失敗の上に新しい自分を作れ)

7.未来をベースに今日を作り上げる

4から6は割と普通なんで特に説明しないです。7が面白いです。普通私たちは今をベースに未来を考えますよね。今持っているものを持って未来を作ろうとするわけです。でもそれは全く逆だと伊木さんはいうわけです。自分がなりたい未来を作るために、今自分は何を持っているのか、持っていないなら見つけにいけ、というわけです。今晩すき焼き作ろうと思って冷蔵庫見たら材料がない。すき焼き作れないですよね。じゃあどうしますか?スーパー行きますよね。人生も同じだと。今持ってる材料で思い描く未来が作れないなら見つけに行かないといけないんです。じゃあどうやって見つけるのか。体験してしまえということとです。例えば将来フランスに住みたい。パリのカフェでカプチーノを飲んでマカロンを食べる。フランスパンとチーズを食べながらワインを飲む。フランス人とボンジュールとか言いながらハグをする。一回こういう経験をすれば自分の中に材料としてそれが残るわけです。この材料をもとに今日を生きる。いつもフランスでフランスパンにオリーブオイルをつけて食べてるけど、たまに日本に帰ってきて松屋で牛丼食べるのもいいよねー、という感覚で今日を生きるわけです。すると思い描く未来の方に現在が近づいていく。これが未来をベースに今日を生きるということです。将来の思い描く生活があるなら、1日でも1時間でもいい、その体験をすることによって自分の中の体験とし、それを材料として今日を生きるというわけです。

 

さて、ここまで解説してきて、伊木さんの動画は本当に素晴らしい、私もこういう風に生きていきたいと思うわけです。でも、同時に、本音を言うと、なんかつらいなー、もっと楽に、でも幸せに生きていけないのかなー、とも思うわけです。なんか、2020年になって、テクノロジーが発達して、AIとかロボットが人類の多くの仕事をできるようになって、ますます競争が厳しくなる、もっともっと競争力をつけていかないと生き残れない、という論調多いですよね。でもこれってどうなんでしょう。何のための技術、テクノロジーの発展なんですか?って思うんです。テクノロジーの発展って、人類の幸福のためですよね?本来はAIの発達によって職が失われる、っていう危機感じゃなくて、人が実質的に働く時間が減るので、もっと自分にとって大切な時間を過ごすことができる、という風になるべきなんです。今まで毎日10時間働いてたけど、AIの発達によって、5時間でよくなる。じゃあ私はボランティアに時間を使おう、人に喜んでもらうことをしよう、家族と時間を過ごそう、趣味の釣りに行こう。こういう風になるべきなんです。でも今は逆の方向に行ってますよね。テクノロジーの発展によって、なぜか人は苦しく、不幸になっているように見えます

 

サピエンス全史、ホモ・ゼウスのハラリ博士も問題提起をしていますね。人類は生まれてから発展を繰り返し現在地球を支配している、でも、幸せですか?と。先ほどの江戸時代の例えもそうです、名古屋に行くまで1か月かかった江戸時代の人と、1時間で行ける現代人、どちらが幸せなんですか?と。いつか、できれば私たちが生きている数十年以内に、人類が方向転換する時代を目撃したいと思います。テクノロジーの発展が、一部の人間の金儲けに使われるのではなく、全人類の幸福のために共有されていく、そういう時代を

 

それでは、今回は以上になります。2020年が皆様にとって今までで1番素晴らしい年になりますように。そしてこの記事が少しでも皆さんの幸せにつながりますように。